【ワシントン=大隅隆】米原子力規制委員会(NRC)のヤツコ委員長は17日の記者会見で、福島第1原発事故の解決には数週間かかる可能性があるとの見方を示唆した。これに関連し、米科学国際安全保障研究所(ISIS)は同日、日本時間17日午前10時55分の同原発の写真を公開。4号機への上空からの放水が実施しやすくなっているとの見解を示した。
ISISが公開した写真は自衛隊ヘリコプターによる放水直後の画像。米衛星画像大手のデジタルグローブが撮影した。16日までの写真と比べると、4号機の屋根が骨組みだけに変化しており、空中からの放水で水が入りやすくなっているという。
一方、米環境保護局(EPA)はハワイ、アラスカ、グアム、北マリアナ諸島に追加の放射線計測器を配備すると発表した。全米50州の計測体制は構築済みだが、拠点を増やして福島第1原発事故に伴う放射性物質の監視を強化する。
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sourc: Nikkei Shimbun
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