Sunday, February 26, 2012

坂本竜馬 名言


私が気に入っている坂本竜馬の名言を紹介します。
豪胆そうに見える坂本竜馬ですが、他の英雄と同様に繊細な心を持ち合わせたナイーブな人間でもありました。
自分自身と人の心を見すかす、その千里眼のような才能は、幕末の世の中においてたくさんの要人の心つかみ、自身への崇拝者をたくさん作ったのです。
拙い注釈をつけさせていただきましたので、理解の一助にしていただければ幸いです。
なお、このページに載せている坂本龍馬の名言はすべて司馬遼太郎さんの著書「竜馬がゆく」から引用させていただいたものです。

坂本竜馬 名言 その1

『世に生を得るは事を成すにあり』

生きるということはすなわちそういうことでしょうね。皆さんは何のためにこの世に生まれてきたのか考えてみたことがありますか。何かをこの世に残してみたい、自分の手で一体何ができるのか試してみたい、そのような心意気で生きるからこそ前途にはすてきな未来が待ち受けているのではないでしょうか。心に恥じるところなく、人道の真ん中にしっかりと根を下ろして、自分のしたいことやりたいことを実現しようと努力する姿勢こそ大切なのだと思います。

坂本竜馬 名言 その2

『人間というものはいかなる場合でも、好きな道、得手の道を捨ててはならんものじゃ』

自分の得意なこと、慣れ親しんだことは時として、とても陳腐なものに見えることがあります。そのような時に一時的な気紛れや自分に対する嫌気から、例えば転職をしたり、違った試みをしてみたりする場合がありますが、こんな場合は往々にして失敗するケースが多いようです。なんでもそうですが、困難に突き当たったときには、その場から逃げることなく、ハードルを乗り越える努力をしないと次に進んでいけないシステムになっているようですね。

坂本竜馬 名言 その3

『いったん志を抱けば、この志にむかって事が進捗するような手段のみをとり、いやしくも弱気を発してはいけない。たとえその目的が成就できなくても、その目的への道中で死ぬべきだ』

人間決心覚悟というものがなければ何も成し遂げられるものではないでしょう。その目的の道中で死ぬべきだ、なんてすてきな響きでしょうか。生きることと死ぬことは常に表裏一体の関係にあること、死を生の延長としてとらえること、このような心構えがなければ何事も成就しないと坂本竜馬は私たちに教えてくれているんではないでしょうか。

坂本竜馬 名言 その4

『おれは落胆するよりも次の策を考えるほうの人間だ』

失敗などした場合、人間は落胆をしてしまって心が虚無の状態になることがあります。これは人間が持って生まれた生理現象だと思いますが、当然のことですが落胆しても何も解決できることはありません。前を見据えて、善後策を考えた方が得なんです。当たり前のことですよね。でもこの当たり前ができないのが我々凡人のようです。

坂本竜馬 名言 その5

『世の中の人は何ともいえばいへ。 わがなすことはわれのみぞ知る』

自分の意思を持てずに、人の言動に左右されて、自分の行動すらも文字通り右往左往している人がたくさんいるようです。人に迎合しようとする姿勢はおよそ人間の心を卑しいものにしてしまいます。何をするにしろ、責任の帰結は常に己にあります。ですから、言いたい人には言わせておけばいいのですし、そんなことなどもろともしない強い意志が求められるのです。

坂本竜馬 名言 その6

『人の世に道は一つということはない。道は百も千も万もある』

自分にはこの方法しかない、と決めつけて他の選択肢を自分の目から目隠している方、あなたの周囲にもたくさんいませんか。竜馬のいう通り私たちが選択する道は百も千も万もあります。ですから、失敗したからと言って落胆することはありません。まずいやり方を直してもう一度トライするだけです。

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