福島第一原子力発電所で最も数の多い使用済み核燃料が保管される4号機の一時貯蔵プールに外付けの循環型冷却装置が今月末にも設置され、試運転を開始する。
装置が稼働すれば、水温は31~35度で安定し、東京電力の事故収束に向けた工程表で、来年1月中旬までを目標とする「ステップ2」が大幅に前倒しして達成されることになる。
東電によると、プールには計1535体の燃料集合体(燃料棒の束)が置かれる。爆発でプールの配管が損傷したため、仮設配管でプールの上から注水しているが、数日で水が沸騰するほど燃料集合体が熱を出し、プールを支えるコンクリート(耐熱温度65度)の劣化が心配されていた。
(2011年7月7日11時34分 読売新聞)
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