31/03 復興対策「大連立」、自民・古賀氏ら前向き

　自民党の３１日の各派会合で、東日本巨大地震の復興対策に向け、民主、自民両党による「大連立」に前向きな意見が相次いだ。

　古賀派会長の古賀誠元幹事長は、「自民党の立ち位置が問われている。この機会に与野党（の枠組み）を超えて政治の責任を果たすことを十分に考えて、谷垣総裁に方向を決めてもらいたい」と強調した。

　町村派会長の町村信孝元官房長官は、谷垣氏に入閣を要請した菅首相の対応を「パフォーマンス」と批判する一方、「本格的な復興を始める段階では（大連立の）検討を否定するものではない」と語った。

　これに対し、谷垣氏は同日の記者会見で「党内にも色々意見がある。常に３６０度、上下左右を見渡しながら進んでいくのが私のモットーだ」と述べるにとどめた。

（2011年3月31日19時31分 読売新聞）