Sunday, March 18, 2012

ウォール街占拠:発祥の地で100人デモ、5人拘束


2012年3月18日 23時11分 更新:3月18日 23時24分

 【ニューヨーク山科武司】経済格差に抗議する草の根運動「ウォール街を占拠せよ」の開始から半年となる17日、運動発祥の地である米ニューヨーク・マンハッタンで約100人がデモ行進した。デモ隊の一部が警官隊と小競り合いとなり、地元メディアによると、少なくとも参加者5人が拘束された。
 参加者は運動のシンボルだったウォール街近くのズコッティ公園に集合。「1人が捕まれば、参加者は2人に増える」「公園は我々のもの」などと訴え、ニューヨーク証券取引所の付近などを行進した。公園に戻って集会を続けたが、深夜になって警察当局が強制排除に乗り出した。
 運動は「世界の金融センター」と呼ばれるウォール街で昨年9月に始まった。参加者はウォール街から閉め出されるとズコッティ公園に居座り、景気低迷に伴う経済格差の拡大に抗議したが、昨年11月に警察当局によって強制排除された。
 運動は全米、世界に広がって注目されたが、最近は参加者の減少と資金不足などから活動が停滞している。

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