Sunday, March 18, 2012

独大統領にガウク氏選出…旧東独の反体制活動家


【ベルリン=三好範英】ドイツ大統領を選出する連邦集会が18日、ベルリンで開かれ、キリスト教民主・社会同盟(CDU・CSU)、自由民主党(FDP)、社会民主党(SPD)、緑の党が推す旧東独反体制活動家ヨアヒム・ガウク氏(72)が有効投票数1228票のうち991票を獲得し、新大統領に選出された。
今回の大統領選挙は2月17日、前任のクリスティアン・ウルフ氏が地元経済界との癒着疑惑の責任を取って辞任したことを受けたもの。
独大統領は、連邦議会議員とそれと同数の州代表から構成される連邦集会での間接選挙で選ばれる。今回の連邦集会代議員数は1240人。連邦集会では左派党なども候補を立てた。
独大統領には大きな政治的実権はないが、前々任のホルスト・ケーラー氏、前任のウルフ氏ともに任期途中で辞任しており、メルケル政権の安定度が問われる事態となっていた。

(2012年3月18日22時40分  読売新聞)

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