今夜、アメリカ人と世界に対して報告できる。米国は作戦を実行し、アル・カーイダの指導者ウサマ・ビンラーディンを殺害した。何千人もの無実の男性、女性、子どもの殺害に関与した男だ。
10年前、9月の陽気な一日が米国の歴史で最悪の攻撃によって暗転した。9月11日の映像は国民の記憶に刻まれた。世界貿易センタービルが崩壊し、国防総省からは黒い煙が立ち上った。3000人近い市民を我々から奪った。
我々は絆を再確認した。共同体、国家の愛を確認した。その日我々は出自や信じる宗教、人種に関係なく我々は一つのアメリカと家族として結束した。また、自分らの国を守ることでも結束した。そして容疑者に裁きを受けさせることも。
すぐに分かったのは攻撃はアル・カーイダによって引き起こされたということだ。組織はビンラーディンが率い、公に米国への戦争を宣言した。そして無実の市民の殺害を米国内でだけでなく、世界全体で実行した。そして我々はアル・カーイダとの戦争に入った。
私は大統領に就任直後、CIAのパネッタ長官に、ビンラーディンの殺害か、確保を、アル・カーイダとの戦争の中での最優先事項とするよう指示した。
昨年8月、情報局による数年来の活動で、ビンラーディンにつながる可能性のある説明を受けた。
最終的には先週、行動するのに十分な情報を得たと私は決断した。そしてビンラーディンを捕まえ、裁きを加える作戦を承認した。
そして今日、米国は、私の指示で、パキスタンのアボタバードで作戦を実行した。米国人の少人数のチームが作戦を実行した。アメリカ人にけが人はなく、戦闘の末、ビンラーディンを殺害し、遺体を回収した。
(2011年5月2日16時13分 読売新聞)
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