Monday, May 2, 2011

02/05 銃撃戦の末に殺害…DNAでビンラーディン確認



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ホワイトハウスでビンラーディンの死亡を発表するオバマ米大統領(ロイター)

 【ワシントン=黒瀬悦成】オバマ米大統領は1日、ホワイトハウスで演説し、2001年の米同時テロなど数々の反米テロを首謀した国際テロ組織「アル・カーイダ」指導者のウサマ・ビンラーディン(54)を「米当局による攻撃で殺害した」と発表した。

 ニューヨーク、ワシントンなどで約3000人が死亡した米同時テロから約10年で、ブッシュ前政権から続いた対テロ戦争は最大の目標を達成したことになる。オバマ大統領は「最も重要な成果だ」と述べるとともに、「正義が成し遂げられた」と宣言した。

 大統領によると、米国は昨年8月、ビンラーディンの潜伏先に関する端緒を入手。「先週に作戦の実施を認め、今日、作戦を実行した」としている。ビンラーディンが潜伏していたのはパキスタンの首都イスラマバード近郊のアボタバードにある施設で、「作戦は少人数の米要員によって行われた。銃撃戦の末にビンラーディンを殺害した後、遺体を回収した」と述べた。大統領は作戦に先立ち、パキスタンのザルダリ大統領に電話し、作戦実行を伝えた。

 米メディアによると、米政府は、回収したビンラーディンの遺体をDNA鑑定などによって本人と確認した。

(2011年5月2日14時30分 読売新聞)

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