文部科学省は17日、先月23日から16日までの累積放射線量が、東京電力福島第1原発から北西約30キロの飯舘村長泥で10.12ミリシーベルトに達し、10ミリシーベルトを超えたと発表した。西北西約30キロの浪江町津島仲沖では7.693ミリシーベルトだった。これまで最も高かった浪江町赤宇木手七郎(あこうぎてしちろう)のデータは、線量計の電池切れのため公表されなかった。
モニタリングポスト(自動観測局)は、福島県で17日午後2時までの1時間当たりの大気中放射線量が前日に続き2マイクロシーベルトとなるなど4県で通常値を超えた。
原発から20~60キロ離れた福島県内47カ所の屋外で17日午前6時~午後5時に実施したモニタリングカーによる調査では、1時間当たりの大気中放射線量は0.1~39.4マイクロシーベルトだった。【鈴木泰広】
毎日新聞 2011年4月17日 20時55分(最終更新 4月17日 22時12分)
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