防衛省は15日、東日本大震災の救援活動で派遣されていた陸上自衛隊第9施設大隊(青森県八戸市)に所属する40歳代の男性1等陸曹が脳出血で死亡したと発表した。
今回の震災で派遣隊員が死亡したのは2人目。同省で活動と死亡の因果関係について調べている。
同省によると、1曹は震災が起きた3月11日から岩手県遠野市に派遣され、市内の公園に設けた同大隊の指揮所で、重機の運用を調整する任務に就いていた。4月10日深夜、公園内の宿営用テントで意識不明の状態で倒れているところを発見され、市内の病院に運ばれたが、15日未明に死亡が確認された。
自衛隊では、1日に50歳代の男性陸曹長が脳出血で死亡している。1曹は6日に医官の問診を受けた際には、「異常はない」と回答していた。同省によると、1曹は4月10日までの間に計9日間の休みを取っていた。
(2011年4月15日19時21分 読売新聞)
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