2011/11/15 19:40
ソフトバンクの孫正義社長は15日開かれた経団連の定例理事会に出席し、経団連が11日まとめたエネルギー政策の提言を批判した。提言で要請した原子力発電所の早期再稼働について「安全・安心の検証がなされていないうちに再稼働を求めるのは遺憾」と訴えた。
理事会の議長を務める米倉弘昌経団連会長は「提言は担当委員会で十分に議論した」と反論。原発再稼働については「安全性の確認が大前提と提言にも書いてある」と説明した。理事会には約300人が出席し提言は承認された。
孫社長は理事会後に記者団を前に「提言は自然エネルギーの導入や発送電の分離にも消極的だ」と指摘。「多様な意見を取り入れるべきだ」と語った。6月には楽天がエネルギー政策に関する方向性の違いを理由に経団連を退会した。孫社長は「内側から異議を唱えていきたい」との考えを示した。
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