Saturday, December 17, 2011

「反転耕」で田畑除染

2011/12/17 0:57 

福島県は田畑の除染対策として採用した「反転耕」の実演研修会を12月13日、福島県桑折町の水田で行った。反転耕は表層土と深さ30センチ以上の土を入れ替える方法。空間線量が低減する効果があり、除染に伴う排土が出ないのが利点だ。
反転耕で掘り起こされた水田(12月13日、福島県桑折町)

放射性セシウムを表層土に吸着固定させるため、ゼオライトの散布から除染作業は始まる
大型トラクターに付けられたプラウと呼ばれる作業機で30センチ掘り返し、表層土を15~20センチの土中に移動させる
プラウで表層土と下層土を入れ替えた田んぼは、波打っている
大型トラクターで波打ったような表面を踏み固めながら、整地用の作業機を使いきれいにならしていく(写真上)。最後に、レーザー光線の均平システムを装備した作業機で更に平面になるように地ならしする(同下)
多くの農業関係者が実演会を見守った。大型機械が入らない農地はどうするのかなど課題も残る
今回の実演会では空間線量が約3分の1に下がった。「根のはる部分は汚染されていない土なので、農作物にも影響がでない」(県農業振興課の佐藤清丸主幹)という。今後、県内各地で実演会を開き、来年からは国や県が費用を全額負担して「反転耕」による除染作業が本格化する予定だ(12月13日、福島県桑折町)=写真 玉井良幸


http://www.nikkei.com/news/special/side/article/g=96958A88889DE1E5E1E7E3E6EAE2E3E5E3E0E0E2E3E3E2E2E2E2E2E2;q=9694E2EBE2E7E0E2E3E3E1E5E1E3;p=9694E2EBE2E7E0E2E3E3E1E5E0E5;o=9694E2EBE2E7E0E2E3E3E1E5E0E4

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