Friday, June 24, 2011

24/06 大震災被害額16兆9000億円、政府が試算



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 内閣府は24日午前、東日本大震災の被害額が16兆9000億円にのぼるとの試算を発表した。政府は、2011年度第2次補正予算案編成などの基礎資料として試算結果を活用する。
 大震災直後の3月の試算では、被害額を16兆~25兆円としていたが、青森、岩手、宮城、福島、茨城、千葉、栃木、長野、新潟の9県や関係省庁などの情報をもとに地震や津波の被害の復旧に必要な費用を改めて試算した。東京電力福島第一原子力発電所事故による被害は含まない。
 具体的には、住宅・宅地、店舗・事務所などの「建築物等」が10兆4000億円で最も多く、河川、道路などの「社会基盤施設」が2兆2000億円、農地・農業用施設、水産関係施設などの「農林水産関係」が1兆9000億円、水道、ガスなどの「ライフライン施設」が1兆3000億円などとなっている。
 内閣府は、被害額がさらに変動する可能性がある、としている。阪神・淡路大震災の被害額は9兆6000億円だった。
(2011年6月24日14時22分  読売新聞)

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