高木文部科学相は5日の閣議後の記者会見で、過去30年間、中学校で放射線教育を行ってこなかったことを問われ、「今回の(福島第一原発の)事故で、放射能に関する正しい知識を子供にも分かりやすく教えていくことが何より必要だと分かった」と述べ、今後は放射線教育に積極的に取り組むべきだとの認識を示した。
その上で、書店などで放射線に関する書籍が売れている現状に触れ、「放射線への国民の関心は大変強い。(子供に)どのような内容をどう教えていくのか、専門家の意見を聞いて早急に結論を出す」と述べ、学校向けの副読本の作成を急ぐ考えを示した。
(2011年7月5日13時21分 読売新聞)
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