Wednesday, July 18, 2012

いじめ対応の校長自殺か 津市教委「因果関係不明」


 津市教育委員会は18日、市立小学校の男性校長(54)が、自宅近くの雑木林で首をつった状態で死亡したと発表した。遺体は16日朝見つかり、自殺とみられる。校長は校内で起きたいじめ問題への対応に追われていたが、市教委は「遺書がなく、因果関係は分からない」としている。
 市教委によると4月中旬、保護者から「遠足の時に、子どもが仲間外れになりそうだ」などと相談が学校側にあり、いじめが発覚。校長は担任らと協議する一方、6月上旬に教委へ報告していた。市教委はカウンセラーなどを学校に派遣、校長は自ら家庭訪問も行った。
 市教委は「校長が対応について、悩んでいたとの報告を受けたことはない」とし、学校側が把握していたいじめはこの1件のみという。
 校長は15日、普段着のまま自宅を出て行方が分からなくなった。4月にこの学校の校長に就任したばかりだった。
 小学校は17日、校長の死を児童に説明し、保護者にも文書で伝えた。
 市教委の岡野俊担当理事は「(市教委の)支援態勢を検証し、県教委と連携して早急に学校運営を整えたい」と述べ、早急に関係者から聞き取りを行い、市内すべての公立小中学校の校長から意見を聴くとした。〔共同〕
2012/7/18 13:39

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