落語家の桂三枝さん(69)が16日、上方落語の大名跡「桂文枝」の六代目を襲名し、なんばグランド花月(大阪市中央区)で襲名披露公演がスタートした。
文枝さんは「皆さんに育てていただいた三枝を胸に、今日から文枝としてやっていきます」と決意を語り、満員の客席から大きな拍手が沸き起こった。襲名披露公演は来年にかけて全国各地で開く予定だ。
トリで高座に上がった文枝さんは228作目となる新作の創作落語「さよならサニー」を初披露。愛犬との別れを描いた人情噺(にんじょうばなし)で、三枝の名に別れを告げる意味を込めたという。
文枝は「桂」の亭号を名乗る落語家の最高位の名跡とされ、2005年に新・文枝の師匠だった五代目文枝が死去してから7年ぶりの復活となる。
2012/7/16 22:05
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