時代の流れとともに次々登場する新語。実は新しい言葉を覚えることは“脳のアンチエイジング”にもいいというのは医学博士の米山公啓さん。「最近の研究データでは脳に新しい刺激を与えると活性化することがわかっています。新語を覚えることも脳の若返りにはうってつけなんです」(米山さん)。脳の若さを保ち、時代に乗り遅れないためにも、新キーワードを覚えなきゃ!
【DQN】ネット用語で、読み方はドキュン。2002年まで放送されたテレビ番組『目撃!ドキュン』(テレビ朝日系)が由来。「ヤンキーのように見た目が粗暴そうな人が、非常識な行動をすることを小バカにしてこう呼びます。成人式で暴れる若者に対して使ったりしますね。ドキュンと呼ぶのは、この番組にそうした素人の出演者が多かったからです」(ネットニュース編集者・中川淳一郎さん)。漫画やアニメなどからとった当て字のような子供の名前を、DQNネームと呼ぶことも。
【推しヘン】
AKB48などのアイドルグループに関連して使われるアイドル用語。好きなメンバー「推しメン」(推しているメンバーのこと)のファンをやめて、別のメンバーに“推し”を変えること。使用例としては「前田敦子から柏木由紀に推しヘンした」など。「ただし、自分で“推しヘン”したというよりは、ファンの間で目立つファンに対し“あの人は●●から××に推しヘンしたらしい”と使うようです」(アイドル評論家・北川昌弘さん)
【ナマポ】
生活保護のこと。次長課長の河本準一(37才)の母親が生活保護を受給していた問題をきっかけにネット上で広まった。 「役所では生活保護の略を生保(せいほ)というのですが、ネット上で誰かがナマポと読んだことから、そう呼ばれるようになったと雑誌やネットの記事で見たことはあります」(厚生労働省 社会・援護局保護課の担当者) 生活保護受給者が多い一部地域では、以前からこの読み方が使われているケースも。
【空美ちゃん】
鉄道を愛する“鉄子”と同様に、飛行機をこよなく愛する“飛行機萌え” の女性たちのこと。一眼レフカメラを持ち、空港で旅客機をパシャパシャと撮り、仲間同士で撮った写真を見せ合う交流も。航空会社では空美ちゃんを対象にしたプロ写真家による飛行機撮影セミナーを実施し、成田国際空港付近のホテルでは空美ちゃんを対象にした宿泊プランを企画している。
【モンペ】
モンスターペアレントの略。モンスターのように自己中心的なふるまいをする親のことで、「集合写真でうちの子が真ん中に写ってないのはおかしい」など理不尽なクレームをつけることが多い。最近は学校だけではなく、子供が入社した企業にも「子供が希望してない部署に配属されたので変えてほしい」などと訴える親も。
※女性セブン2012年6月28日号
NEWS ポストセブン 6月20日(水)7時5分配信
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