October 19, 2009
勝間和代のTwitter初心者のための使いこなしの10ステップ
今年の7月に本格的にTwitterの活用を初めて以来、その可能性に注目し、いろいろな人に口頭や書籍、記事などを通してTwitterを勧めてきましたが、初心者のうちはなかなか、どうやって楽しめばいいのか、わかりにくいと思います。
実際、「Twitter始めたんですけれども、まだやり方がよくわからなくて」という相談を受けたりします。
なので、これまでもバラバラといろいろなところでコツを説明してきましたが、いま、ちょうどTwitter本社の取材に向けてサンフランシスコに向かっていますので、改めてその機内の中で、Twitterの楽しみ方・使い方を10のステップに分けて、整理していきたいと思います。
これを実行すれば、まずはTwitterの操作が一通りわかって、まずは情報の受け手として、そして、一部の情報については発信者として、Twitterを楽しめる「初級者」になることを想定しています。
なお、これをマスターしたときにはぜひ、Twitter初級者が中級者になるための使いこなし10ステップに進んでみてください。
また、仲間を見付ける実践の場として、「つながる力倶楽部」という場所を用意しました。Twitterに入会したら、ハッシュタグ「 #kohmitweet 」をつけて、つぶやいてみてください。この部分はStep7にくわしくありますので、参考にしながらどうぞ。
Twitter初心者のための使いこなしの10ステップ
Step 1. とにかく、だまされたと思って、専用クライアントか専用ウェブを使う。
Step 2. まずはフォローする人を増やして、タイムラインを楽しむ。目標100人以上。
Step 3. いろいろな人に、@+IDで積極的に話しかけてみる。
Step 4. フォローされる人数をがんばって、100人以上に増やしてみる。
Step 5. buzzter、ふぁぼったーを併用して、おもしろい発言を探す。
Step 6. 慣れてきたら、モバイル、特にiPhoneも併用する。
Step 7. 慣れてきたら、ハッシュタグを使ったような会話や、イベントに参加する。
Step 8. 他の自分のさまざまなツールと連動させてみる。
Step 9. 自分の発言をまとめてみる。
Step 10. とにかく、検索で使ってみる。
Step 2. まずはフォローする人を増やして、タイムラインを楽しむ。目標100人以上。
Step 3. いろいろな人に、@+IDで積極的に話しかけてみる。
Step 4. フォローされる人数をがんばって、100人以上に増やしてみる。
Step 5. buzzter、ふぁぼったーを併用して、おもしろい発言を探す。
Step 6. 慣れてきたら、モバイル、特にiPhoneも併用する。
Step 7. 慣れてきたら、ハッシュタグを使ったような会話や、イベントに参加する。
Step 8. 他の自分のさまざまなツールと連動させてみる。
Step 9. 自分の発言をまとめてみる。
Step 10. とにかく、検索で使ってみる。
以下、詳しく説明します。
Step 1. とにかく、だまされたと思って、専用クライアントか専用ウェブを使う。
Twitterは最初のtwitter.comの画面のままだと、正直、かなーーーり、使いづらいです。なので、専用クライアントか、専用ウェブの使いやすい画面にして、複数のラインを一度に表示できるようにしてください。
この作業により、タイムラインと言われる、フォローした人の画面の他、自分のIDが入っているMention、ダイレクトメッセージ、検索メッセージ、特定ユーザーのメッセージなどが一覧できるようになります。
RTも、オリジナルのウェブではやりにくいのですが、専用ソフトなら、すぐにできます。また、気に入った人のプロフィールを見たり、フォローをしたりするときにも、専用ソフトがある方が便利です。
私のお薦めは下記の二つです。Google Chromeを入れる作業をいとわないのなら、HootSuiteの方がお薦めです。
(1) Webなら、HootSuite (一押し)
HootSuiteは、IEやGoogle Chromeなどのブラウザのタブで使えるので便利ですが、画面が大きくないとちょっと狭く感じます。また、発言がTab4回+Spaceか、マウスクリックなのが、ちょっとめんどうです。これを解消するには、Google ChromeのExtentionでFix HootSuite というものがありますので、こちらをインストールすると便利です。というか、ある意味、HootSuiteを快適に使うのなら、Fix HootSuiteの併用が前提だと思います。
(2) 専用クライアントなら、tweetdeck
Google Chrome Extentionなどの使い方にいまいちなじみがない方には、専用クライアントであるTweetDeckがお薦めです。多機能、大画面で使いやすいソフトです。ただし、SettingのColor/Fontのタグで、International Fontにオプションを変えないと日本語がでてこないので、注意してください。また、長い文章は、それぞれのボックスごとにスクロールが必要です。
Step 2. まずはフォローする人を増やして、タイムラインを楽しむ。目標100人以上。
Twitterを始めた段階では、何十万人もの人がわさわさと集まっているところに、知り合いが一人もいない状態でぽつねーーーんと放り込まれたのに近い状態です。
なので、ここで一人で叫んでも、だれーーーもなにも聞いてくれません。なので、まずは、知り合いを作りましょう。知り合いを作るには、とりあえず、相手の話をふむふむ、と聞くのが一番です。
最初は20人くらい、サインナップと同時にお薦めユーザーが入っていますので、まずはその人たちの話を聞いてみましょう。
そして、そうすると、その人たちの話の中で、さまざまな人が @+ID というかたちで紹介されていきますので、そこをクリックして、さらにおもしろそうな人を探してみましょう。
Twitterの有名人・公式・お役立ち情報アカウント一覧などのページも役に立ちます。
まずは、100人をどんどんフォローして、自分のタイムラインを充実しましょう。
Step 3. いろいろな人に、@+IDで積極的に話しかけてみる。
そして、自分がフォローする人が増えてきたら、今度は積極的に話しかけてみましょう。
別に無視されても、気にすることはありません。運がよければ、返事がきますし、本人から返事がなくても,、同じ人をフォローしていてサーチで見ている人が代わりに返事をしてくれたりします。
要は、誰かに話しかけてみることで、会話の輪に参加してみるのです。
Step 4. フォローされる人数をがんばって、100人以上に増やしてみる。
いろいろな人に話しかけるうちに、少しずつ、自分をフォローしてくれる人が増えてくるはずです。あるいは、おもしろいと思う発言があったら積極的にRetweetといわれる、RTをして他の人にお知らせしたり、自分でもさまざまな情報を140文字に込めて発信してみてください。
すると、徐々にフォローされる人数が増えてくると思います。当面の目標は、100名です。そうすると、何か発言をする度に、100人に流れるので、返事も来やすくなります。
継続的に、Step 3のような形で他の人たちにも積極的にコミュニケーションすることは忘れないようにしてください。
Step 5. buzzter、ふぁぼったーを併用して、おもしろい発言を探す。
buzzterは、いまTLに流れている、主要なキーワードを拾ってくれるサービスです。
ふぁぼったーは、多くの人がなるほど、あるいは参考になる、と思って、Favoriteボタンを押した発言を見せてくれるサービスです。
ふぁぼったーは、多くの人がなるほど、あるいは参考になる、と思って、Favoriteボタンを押した発言を見せてくれるサービスです。
こういうものを併用すると、おもしろい発言が見つかるほか、自分のIDなどで検索をすると、自分の発言のうち、何がみながおもしろいと思ってくれたのか、わかるようになります。
Step 6. 慣れてきたら、モバイル、特にiPhoneも併用する。
iPhoneのアプリや、携帯電話のアプリでもTwitterは使えます。特に、写真や位置情報を投稿する際には、携帯電話系の方が便利です。
私はiPhoneはEchofon、携帯電話はモバツイッターを使っています。最近はtwitterの公式携帯サイトもオープンしたようです。
また、iPhoneを使うと、TweetMicで音楽をTwitterにアップしたり、セカイカメラから投稿したり、さまざまなアプリケーションを連動して楽しめます。
Step 7. 慣れてきたら、ハッシュタグを使ったような会話や、イベントに参加する。
さらに慣れてくると、「#」で始まる、ハッシュタグというものに気づくようになります。これは、同じテーマの内容について、きまったタグをつけることでみなが話題を共有できるようにしたもので、例えば
#shigotogaku
#katsuken
#katsuken
で検索をすると、私が司会を務めている「仕事学のすすめ」や「カツケン」に関連する会話を検索できます。
他にも、
#kokkokokko
は例えば、毎週水曜夜9時から、広瀬香美さん @kohmi が毎日新聞のコッコちゃん @mainichijpedit に政治や経済の素朴な疑問を尋ねる内容について閲覧できますし、その時間帯にアクセスすれば、会話に参加することもできます。
先日の私も出席した、Twitterの創業者を招いたイベントは
#twup09
で検索できます。
自分でタグを提案して、使ってもらうことも可能です。なお、タグの前後には半角スペースをつけることを忘れずに。
#kohmitweet
では、広瀬香美さん提案の、初心者Twitterが気軽に集う「つながる力倶楽部」が開催されています。こちらにもぜひ、いらしてください。部長は広瀬香美(@kohmi)さん、私(@kazuyo_k)が副部長です。
Step 8. 他の自分のさまざまなツールと連動させてみる。
すでにブログを開いていたり、youtubeやflickr、tumblerなどにアカウントを持っている人は多いと思います。これらのサービスはほとんど、twitterへのつぶやき機能がありますので、連動させると、youtubeでおもしろいと思った動画を人に知らせたり、自分が動画をupしたときにお知らせすることが可能です。
さまざまなサービスを統合するのはfriendfeedが便利です。
Step 9. 自分の発言をまとめてみる。
自分の発言が貯まってくるようになると、あとで見たくなると思います。そういうときには
Twilogなどのサービスが便利です。発言内容がブログ形式で読めるようになります。
あるいは、自分の発言をブログに自動投稿したいときなどは
twtr2srcなどのサービスを併用します。
私は一日1回、日付が変わるときにまとめてこのブログに、一日の発言が自動投稿されるように設定しています。
Step 10. とにかく、検索で使ってみる。
興味があるキーワード、人名、IDなどで検索するクセをつけてみます。HootSuiteは日本語で検索ができますが、TweetDeckなど検索ができないものもあるので、その場合にはTwitterの標準機能の検索を使うか、あるいは
などのサイトも併用します。
さまざまな興味ある発言や、人が出てくるはずです。そうしたら、その人をフォローしたり、話しかけたりしてみましょう。
以上です。
いずれにしても、Twitterは決まった使い方があるわけではないので、一つのやり方として、参考にしてみてください。大事なことは、細く長くでいいから、続けること。そして、おもしろいことをしっかりとつぶやき、おもしろい発言はRTしていく、この繰り返しです。
Twitterの公式ナビゲーター、Twinaviなどもさまざまな使い方やおもしろいキーワードがUpされているので、そちらも参考にしてみてください。
それでは、Twitter生活、楽しんで見てください。
また、Twitterの使い方は、広瀬香美さんとの共著、「つながる力」という書籍にまとめましたので、こちらも合わせてご参照ください。
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