Thursday, February 23, 2012

美人妻、ナゾの溺死…夫には早くも新妻-が意味するもの



ゲーブ・ワトソン被告(左)とティナさん(AP)【拡大】
2012.02.23
 今から8年前、オーストラリアを新婚旅行中のアメリカ人カップルがスキューバ・ダイビングを楽しんでいるうち新妻が溺死した。

 当時は事故として片づけられたが一転、夫による保険金目的の殺人だったとして、今月13日からアラバマ州バーミンガムの裁判所で審理が始まった。悲劇の夫か、殺人鬼か。全米の注目だ。

 被告はアラバマ州に住むゲーブ・ワトソン(34)。2003年10月、オーストラリアのグレート・バリア・リーフに新妻のティナさん(当時26歳)と新婚旅行に出かけ、水中ダイビングを楽しんでいたが、間もなくティナさんが溺死体で見つかった。
 「妻が水中で泳げなくなりパニックになって、私の酸素マスクを剥ぎ、しがみついてきたので仕方なく海面に出た」とワトソン。

 ダイバーとして、溺れている妻を助ける義務を怠ったとして、オーストラリアで過失致死の罪に問われ、1年6カ月服役した。

 事件はそれで終わりかと思われたが、当時、付近に約40人ほどいたダイバーが次々と矛盾点を証言。

 検察側は、ワトソンが21万ドル(当時2310万円)の保険金やダイヤの婚約指輪などを奪い取る目的でハネムーン殺人を計画したと「第一級殺人」で起訴した。

 「水中で妻の酸素ボンベの栓を閉めて羽交い締めにし完全に意識を失わせた。その後、再びボンベの栓を開き、怪しまれないようにして水面に浮上した」と主張した。

 ワトソン側の弁護士は、「事件はオーストラリアですでに結審した」と、えん罪を訴えているが、有罪なら終身刑。

 法廷にはワトソンの新しい妻がぴったり付き添っているが、真相は、はたして…。


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