今年7月、脳幹出血で倒れた桑名正博さん(享年59)は、結局一度も意識が戻ることなく逝ってしまった。数々の浮名を流してきた桑名さんを看取ったのは、妻の栄子さん(49才)だった。
桑名さんと妻・栄子さんが出会ったのは1983年頃。当時、桑名さんは1980年5月に結婚した前妻のアン・ルイス(56才)と婚姻中だった。
「桑名さんは、アンさんのときよりはずいぶん飲みに行くことが減りましたが、やっぱりモテますからね。ガールフレンドも多いし、お酒が回ってつい口説いちゃうなんてこともよくありました」(音楽関係者)
夫のために懸命に尽くす栄子さんにとっては、心がざらつくこともあった。
「基本的に浮気は絶対に許しません」というのが、栄子さんの本心だったが、「行為自体じゃなく恋愛がしたい」と無邪気に語る桑名さんを、いつも最後は許してしまったのだという。
「夫の浮気を許しているわけではないですが、桑名さんの女癖に関してはもう病気だって諦めていたんですよ」(栄子さんの知人)
桑名さん自身、こんなことを語ったことも。
「女性や音楽のことも含めてぼくはビョーキやからね。いちばん必要なのは看護師さん、完全看護してもらいたい」
どこまでも明るく無邪気な桑名さん。浮気相手とホテルに行き、ベッドの上から栄子さんに「この女、やらしてくれへん」と電話したときも、栄子さんは「そこまで引っ張っていったらやらせなさいよ」と浮気相手に言い放ったこともあったという。信じ難い話ではあるが、この夫婦には他人では計り知ることのできない関係が築き上げられていたのかもしれない。
※女性セブン2012年11月15日号
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