Thursday, April 7, 2011

07/04 1号機、窒素注入続く…放射線量は変化なし

 福島第一原子力発電所で再び水素爆発が起こるのを防ぐため、東京電力は7日未明から、1号機格納容器内への窒素ガス注入を始めた。

 作業に伴って、格納容器内の放射性物質を含んだ蒸気が外部へ漏れ出す恐れがあるため、東電は周辺の放射線量などを監視しながら慎重に作業を進めている。2、3号機でも準備ができ次第、実施する方針だ。

 東電によると、1号機への注入は、6日夜にいったん開始したが、配管から窒素が漏れているのが分かったため、配管を点検した後の7日午前1時半頃から注入し直した。6日間かけ、最大約6000立方メートルを注入する。

 1号機から西に約1キロ・メートル離れた同原発の西門で測った放射線量は、窒素注入前の7日午前0時に毎時59・4マイクロ・シーベルト。注入が始まった後の同8時では同58・5マイクロ・シーベルト。注入作業の前後で大きな変化はなく、作業による格納容器からの放射性物質の漏えいはないとみられる。

(2011年4月7日12時05分 読売新聞)

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