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Sunday, May 15, 2011

14/05 東電会長・社長の報酬7200万円 経産相「驚いた」

2011年5月14日13時58分

 海江田万里経済産業相は14日午前、テレビ朝日の番組で、東京電力の勝俣恒久会長と清水正孝社長の役員報酬について、「驚いたのだが、50%カットして3600万円くらい残る。それはちょっとおかしいということで、もっと努力してくださいと言った」と述べ、追加の削減を促した経緯を明らかにした。

 計算上、会長と社長の報酬は7200万円程度だったことになる。福島第一原発事故を受け、東電は役員報酬の半減などのリストラ策をいったん発表した。しかし、閣僚などから「損害賠償の支払いで政府の支援を受けるのに、カットが不十分だ」との声が相次ぎ、会長、社長らの役員報酬を全額返上することにした。

 東電の役員報酬の平均は2009年度で年約3700万円。

Saturday, April 23, 2011

14/04 よみうり寸評 - TEPCO President: ベストを尽くした

4月14日付 

 「ベストを尽くした」と東京電力の清水正孝社長。きのうの記者会見で言った。それでいいの?と思う◆〈ベストを尽くす〉は決意表明には向いた言葉だが、思うに過去形で「ベストを尽くした」はどうか。特に成果の上がっていない場合なら、聞く側はしらけたり、激怒することもあろう◆福島第一原発の事故は収束の見通しが立っていない。対応の不手際が指摘されているが、社長は「適切な対応だった」とも言った。菅首相が「近く示される」と言った収束の見通しは「一日も早く」と言うばかりだ◆被害者への賠償は「仮払いをしたい」と述べたがこれも「国と協議して」の話。すでに海江田経産相が100万円の数字を出した後だが、全く具体的でない◆今回の「ベスト発言」で、阪神大震災の際、当時の村山首相が「最善の措置をとった」と答弁、追及されたことを思い出した◆事故後、体調を崩して戦列を離れたこともある人の「ベスト」はいたわるが司令塔としての「ベスト」にはより厳しい目が欠かせない。

(2011年4月14日13時54分 読売新聞)

22/04 福島第1原発:東電社長、町長らに初めて謝罪 


福島県の川内村と富岡町の住民らが避難する「ビッグパレットふくしま」を訪れ、謝罪する東京電力の清水正孝社長(左から3人目)ら=福島県郡山市で2011年4月22日午後(代表撮影)
福島県の川内村と富岡町の住民らが避難する「ビッグパレットふくしま」を訪れ、謝罪する東京電力の清水正孝社長(左から3人目)ら=福島県郡山市で2011年4月22日午後(代表撮影)

 福島第1原発事故の謝罪のため福島県を訪れた東京電力の清水正孝社長は22日、原発立地町の避難先3カ所を訪ね、町長らに初めて直接謝罪した。しかし、避難住民に会ったのは一部だけで、町長らから「被害者は町民なのに誠意がない」と批判の声が上がった。

 富岡町民が避難している郡山市のイベント会場「ビッグパレットふくしま」(避難者約1650人)では約2時間、両手を床につき「申し訳ありませんでした」と頭を下げて回った。避難者からは「土地を買い上げてほしい」「原発なんかつぶしてしまえ」と悲痛な声が上がった。避難者の同町本岡、無職、横田一也さん(63)は「もっと早く来てほしかった。『帰りたい』と言っていた90代の母が精神的な疲れからか昨日亡くなった。もう涙も出ない」と話した。

 楢葉(ならは)町が移った会津美里町本郷庁舎や、大熊町が移った会津若松市分庁舎では町長に会っただけだった。

 双葉町民が避難している埼玉県加須市の旧騎西高校も同日夜に訪ね、井戸川克隆町長に「一日も早くみなさんが古里で安心して生活できるよう全力を尽くしたい」と、神妙な表情で頭を下げた。井戸川町長は「帰りたいというのが町民の思い」などと応え、早期の補償を要望した。町民には面会しなかった。

 清水社長はこれに先立ち午前中は、県庁で佐藤雄平知事に事故後初めて面会し謝罪した。【蓬田正志、金寿英、藤沢美由紀】

毎日新聞 2011年4月22日 21時43分(最終更新 4月22日 23時48分)

23/04 「段ボール上で寝る気持ち分かるか」怒る避難者

 「いつ戻れるのか」「社長もここに住んでみろ」。

 福島県内の避難所を謝罪のために訪れた東京電力の清水正孝社長は22日、避難者から厳しい言葉を浴びせられた。避難所の訪問は、福島第一原発の事故後、初めて。清水社長は終始うつむき、目を伏せたままだった。

 同県富岡町と川内村の両役場が置かれ、約2000人が生活する「ビッグパレットふくしま」(郡山市)。清水社長は約2時間にわたり、「ご迷惑をおかけしています」などと床に手をついて謝罪を繰り返した。「段ボールの上に寝る気持ちが分かりますか」と女性が泣きながら詰め寄る場面もあった。

 清水社長は同夜、双葉町の住民らが集団避難する埼玉県加須市の旧県立騎西高校を訪ね、井戸川克隆町長に「心からおわび申し上げます」と謝罪した。到着が夜間だったため、町民に直接謝罪する機会はなかった。

(2011年4月23日08時08分 読売新聞)

23/04 東電社長に「早く帰らせて」すがりつく高齢女性

避難所でひざをつけて謝罪する東電の清水正孝社長(中央)ら(22日午後)=浜井孝幸撮影

 東京電力の清水正孝社長は22日、初めて福島県内の避難所を訪れ、福島第一原子力発電所の事故について謝罪した。

 「ご迷惑をおかけしています」と床に手をついておわびを繰り返す清水社長に対し、避難者からは「仕事がなくなったが、どうすればいいのか」などの訴えが相次ぎ、「早く帰らせて下さい」と、すがりつく高齢女性の姿もあった。

(2011年4月23日05時32分 読売新聞)

23/04 東電社長が原発周辺の住民に土下座謝罪

写真:避難所を訪れ、被災者に手をついて謝罪する東京電力の清水正孝社長(中央)。川内村から避難している秋元ケサ子さん(94)が「こんなにひどい目にあったのは生まれて初めてだ」と訴えると、清水社長は「申し訳ない」と頭をさげたという=22日午後1時49分、福島県郡山市のビッグパレットふくしま、葛谷晋吾撮影拡大避難所を訪れ、被災者に手をついて謝罪する東京電力の清水正孝社長(中央)。川内村から避難している秋元ケサ子さん(94)が「こんなにひどい目にあったのは生まれて初めてだ」と訴えると、清水社長は「申し訳ない」と頭をさげたという=22日午後1時49分、福島県郡山市のビッグパレットふくしま、葛谷晋吾撮影

 福島県を22日に訪れた東京電力の清水正孝社長は、福島第一原発事故の発生後初めて佐藤雄平知事に謝罪した後、原発近くの5町村が仮役場を置く県内外4施設を回り、住民らに謝った。

 郡山市では、川内村の遠藤雄幸村長や富岡町の遠藤勝也町長に会い、「一日も早く古里に戻れるように全力を尽くします。改めておわび申し上げます」と述べた。その後、約1300人が避難生活を送る施設内を2時間近くかけて回った。

 富岡町の男性(29)は「5歳の長男はいつも地元を思い出し、友達に会いたい、と泣いている」と強い口調で迫った。前日に貴重品を取りに自宅へ戻った同町の女性(57)は「自分の家に入るのに、なんで防護服が必要なんですか。悔しい」と涙を流した。清水社長は「一日も早く収束させます」「申し訳ありません」と繰り返し、土下座する場面もあった。

 双葉町の町民が避難している埼玉県加須市の旧県立高校に清水社長が到着したのは午後9時40分ごろ。消灯時間が近づいていたため住民のもとへは行かず、井戸川克隆町長に「大変遠いところに避難され、心身共につらい状況を承知しています。申し訳ございません」と謝罪した。井戸川町長は「補償を速やかに実施してもらいたい」などと応じた。

 清水社長は、報道陣の取材に「地域との信頼関係が崩れたことを痛感した。信頼関係をいかに再構築するかも大事だと認識した」と話した。(小寺陽一郎、釆沢嘉高)

Thursday, April 14, 2011

14/04 東電社長会見のやり取り全文

2011年4月14日2時11分

 東京電力の清水正孝社長の13日の記者会見のやり取りは以下の通り。(テーマ別に再構成し、重複するやり取りは整理しています。藤本孝副社長と武藤栄副社長の発言は原則として省略しています)

【冒頭】

 このたびの大震災で被災された方々に衷心よりお見舞いを申し上げる。福島第一原発で放射性物質を外部に放出させる大変重大な事故により、周辺地域の皆様、福島県民の皆様、お客様、株主様はじめ、広く社会の皆様に大変なご迷惑とご心配をおかけしたことを改めて心より深くおわび申し上げたい。

 現在、1号機から4号機までの各プラントを冷却し、冷温停止の状態に落ち着かせ、放射性物質の外部への流出を一日でも早く抑止するため、政府、関係省庁、国内外のメーカーやゼネコン様、米、仏政府をはじめとした各国政府の企業、そして協力企業の皆様、多方面の方々から多大なご支援とご協力をあおぎながら全力で取り組んでいる。

 被災された地域、皆様の生活への支援をさらに強化することに加え、今後の復興にむけた支援を包括的に取り組ませていただくため、福島原子力被災者支援対策本部をたちあげる。そのなかでも、この度の震災に起因し、放射性物資の放出によって生じた、さまざまな原子力損害への補償については、国と協議しながら、原子力損害の賠償制度にもとづき、誠意を持って対応したい。現在、そのための準備を進めている。多くの皆様から、さまざまな原子力損害にかかわる補償申し出やお問い合わせをいただいている現状を踏まえ、原子力損害の補償に関するお尋ねなどをうけたまわる窓口をできるだけ早く開設し、現在、国と調整している最中だ。この度の事故にともない避難を余儀なくされている方々に、当面必要な資金を補償金の仮払いとして支払うことを検討している。

 不測の大規模停電回避のため、やむを得ない緊急措置として3月14日から実施した計画停電について、原則として実施しないこととしたい。これまで広く社会のみなさまの理解と、鉄道運行、工場の操業等における操業調整、オフィスや家庭における節電など幅広いご協力、また関係大臣やメディアによる計画停電に関する適切な情報発信など、さまざまな協力をいただき、心から感謝している。電力使用量が増加するこの夏にむけても、さらなる供給力上積みをやるが、あわせて需要の面でも引き続き政府と緊密に連携し、社会の皆様への節電へのご理解、協力をたまわり、計画停電を回避すべくあらゆる努力をする。引き続き節電への理解と協力をお願いしたい。

 福島第一については、引き続き政府自治体と緊密に連携はかり、事態収束に全力をそそぎ、被災者支援に全力を尽くすことに加え、私どもの基本使命の電気の安定供給に向け、全力で取り組んでいきたい。

【経営責任】

 ――進退は。賠償について仮払金は、いつ、どれくらいの規模か。

 「会社始まって以来の大変危機的な厳しい状況にある。私の最大の責務は福島第一をはじめとする現状の事態の収束に最大限とりくみ、避難者をしっかり支援し、向き合うこと。そして供給力不足を一刻も早く解消し、電気を安定的に届けることだ。私の経営責任は、現時点でコメントする状況にないと申し上げたい。日本経団連副会長、電気事業連合会会長という立場は、状況にかんがみ、辞任させていただきたい」

【賠償について】

 「原子力損害にかかわる補償は、国と協議させていただきながら、原子力賠償制度にもとづいて誠意持って対応するのが基本スタンス。紛争審査会等の指針の話もあり、仮払いの話もある。具体的方法、やり方についてはまだ決まっていない。一日も早くそれを実現すべく準備したい」

 ――月内などめどは?

 「一日も早くと申し上げておきたい」

 ――東電の尻ぬぐいをなぜ国民が、という見方もある。国の支援は?

 「これから国との協議にもとづき対応していく」

 ――経産相は1世帯100万円とか、月内とかいっている。仮払いは事業者の判断だと思うが、言えないのはなぜか。

 「補償の全体、制度の枠組みという問題もあるが、避難されている方が長期に及んでいる。一日も早く仮払いをしたい思いだ。具体的金額はこれからしっかり決めたい」

 ――政府はほかの電力会社にも損害賠償費用の負担をしてもらえないか検討しているという報道がある。

 「そういったことがあるのかどうか、私自身が承知していない」

 ――農産物も出荷制限だけでなく、風評被害含めると多大な被害になる。どう補償するのか。

 「原子力損害にかかわる補償問題は、原子力賠償制度にもとづき、協議を経て、指針も決まる。そのなかで誠実に対応したい」

【原発の現状】

 ――福島第一の状況は?

 「事故の進行状況はその都度お知らせしている。1~4号機のポイントは原子炉、プールの冷却をいかにするか、安定化させるか。大量の放射線を含む廃水の問題、これをどうするか、さらに放射線をどう封じ込めるのか、という課題に向き合っている」

――手だては。圧力容器に穴が開いている。再臨界についてはどうか。

 「これからの対応策を一日も早くお示ししたいと考えている」

――いつになるのか。

 「一日も早くです」

――月内などの見通しは。

 「具体的な見通しはありません」

――封じ込めは可能か。

 「封じ込める目標に向かってやるのが当然だ」

 ――対策本部長として、最初に電源がダメになった段階で早く海水注入を決断していれば、爆発を避けられたのではないかという声がある。廃炉を嫌がったという批判もある。

 「海水注入だが、私どもは実際の収束に向けての様々な取り組みにベストを尽くしてきた。廃炉を恐れるうんぬんよりは、そのときのパラメーターなどの判断に基づき適切にやってきた。タイミングを判断しながらやった。事態の収束に向けて全力で取り組んでいる」

 ――廃炉の進め方を、東芝や日立製作所のチームが提案していると報じられた。どう受け止めるか。リストラの必要性は?

 「廃炉については、福島第一の1~4号機は現状をみるなかでは廃炉にせざるをえない。リストラは、報酬の点は、役員ならび管理職の報酬は、削減する方向で詰めている。幅広い意味でのリストラは様々あるかと思う。聖域持たず、いかにスリム化をはかれるか詰めている」

 ――メーカーの廃炉提案はどう反映させるか。

 「事態の収束に全力尽くしている状況のなかで言及できる段階ではない」

 ――チェルノブイリでは廃炉にあたって80万人以上従事したが。

 「現時点で将来の姿は言及できない」

 ――昨年3月25日、1号機の40年目の技術評価で、60年間稼働してもいまの保全活動を続ければ持つと評価した。一方、文科省の地震調査研究推進本部からは、近く大地震が起こるという知見もあった。

 「原子力で大事な、止める、冷やす、閉じこめるの意味では、今回の地震で制御棒が正常に働き止められたのは事実。経年化した原子力プラントの安全性は保たれた。やはり津波の問題だ。これは指針にもとづき構築してきたが、現実にこういう事故が起きた。津波に対する基準のあり方は当然、見直されてしかるべきだと考えている」

 ――3号機でプルサーマルをやっているが、土壌からプルトニウムが出て、それで安全性問われているが。政府と東電の事故対応の役割分担は。

 「3月15日以来、政府と一体になった統合対策本部で対応している。私ども事業者と政府で緊密な連携とり、それぞれ対応をはかっている。原子力の災害は、柏崎刈羽等の地震の教訓なども踏まえ、災害に強い原子力づくりということで、全力で取り組んできたが、結果としてこのような事故になった。大変申し訳なくおわび申し上げたい」

 武藤副社長「3号機のプルは、発電所敷地の土壌サンプリングで検出された。ただ検出レベルは、事故前から日本各地で検出されるレベルと変わらない程度だ。これは過去の核実験で大気中に拡散したものが世界中で検出されているが、それと変わらない。検出されたプルがどこから来たのか決めるのは難しい」

【事故の対応】

 ――1号機の水素爆発の後、3号機について爆発を防ぐ手だてをすると発表があった。だが、措置が取られず爆発した。マンパワー、機材の備えができていなかったのでは。

 「一つ一つの事象に対する対応はその時々のベスト尽くしてきている。経過についてはこれからしっかりと対応の検証をし、評価したうえで今後の対策もしっかりと考えたい」

 ――3月12日早朝、住民避難が終わらぬうちにベントが始まっていた。

 「外部電源喪失のなか、大変厳しい条件下の作業になったが、いかなる理由があるにせよ、避難等で迷惑をかけたことは改めておわび申し上げたい」

 ――首相が昨日、福島は安定に向け一歩一歩進んでいるといった。一方で保安院はレベル7という評価だ。国民、福島県民は不安に思うが、現状は一歩一歩進んでいるのか、見通しが立たないのか。

 「事故発生以降、外部電源の確保、あるいは原子炉への注水の淡水化、大量の排水処理の問題に全力あげて取り組み、今も取り組んできている。少しずつ安定に向け、少しずつ進んでいるという認識は持っているが、それとレベル7はやや次元の違う話だ。最悪の事態については、原子炉、プールの冷却、大量の排水処理、放射線の封じ込めについていま全力で取り組んでいる。それを何とか収束していきたいという思いでいっぱいだ」

 ――16日に体調を崩し、どう過ごしていたのか。統合本部の副本部長に勝俣恒久氏がついているが、戻るつもりは。

 「こちらにいたので、常に連絡をとり、指示を出せた。私の体調の関係で会長が副本部長をやっているが、しばらくこの状態は続ける」

 ――全力で取り組む、一日も早く、詰めている、全部当たり前のことだ。具体的な話がない。国民も被災者もいつ終わるのか知りたい。一日も早くとしか言えない理由は何か。

 「一日でも早くというのはこれからの対応策。当然検討している。その具体案を一日も早く示したいと言うことで、いま練っているということ」

 ――対応策というのは何か。これにはこれをこうすれば1週間、1カ月でできるものか。

 「それを詰め、これから早く示したい」

 ――詰めるにあたって不確定要素があるのか。

 「さまざまな観点から。中身についてはこれからお示し申し上げたい」

 ――事態の収束とは。

 「いろんなステップがある。まず当面の緊急の課題である原子炉プールの安定的冷却、あと大量の廃水をしっかり処理すること。これが喫緊の課題だ。それと放射線を封じ込める問題は、やはり時間がかかる問題だと思っている」

 ――社長のいう事態の収束のイメージ。安定冷却になれば、ご自身の進退、国有化や上場の問題の答えを出すのか。

 「冷却が安定化するとか廃水処理ができるとか、喫緊の課題として取り組んだうえで、そういう段階でなければ申し上げる段階でない。出処進退についてはその時の判断があるかもしれない。いまの時点では申し上げられない」

 ――事故直後の対応。ベントの判断は社長というが、海水注入は。

 「技術陣の分析、各種パラメーターをみながら判断をあおいできた」

 ――意思決定は社長?

 「指示した」

 ――株主代表訴訟は頭をよぎったか。マネジメントが今回機能していなかったと思うが、組織のあり方に問題は。

 「代表訴訟の件は、さまざまな事象について常に意識している。組織のあり方は、常に我々はリスクマネジメントということを描きながら経営を進めてきている。現在の態勢、要員配置等はそれなりの態勢でしっかりやってきた」

【津波】

 ――津波の問題だが、前回の会見では、津波が想定を超えたと。津波への基準が見直されてしかるべきだというなら、想定外という発言を修正するのか。東電の津波への備えは、想定が甘かったのではないかと国民だれもが思っている。

 「津波対策はしかるべき基準に沿ってやってきた。したがって今回の事故にかかわる検証、これまでの対策を含めた対策について、しかるべき検証がされるのだと思う。そのうえできちんと評価される問題と考えている」

 ――津波対策について、土木学会の指針にもとづきやってきたはずだが、その指針に沿うのではなく、経営判断として上乗せをしなかったことは?

 「実際に事実として今回の事故を招いたことはやはりきちんと評価した上で、見直すべきは見直すべきだと思っている」

 ――土木学会が悪いと聞こえるが。

 「指針はひとつの尺度として尊重すべきものと申し上げている。結果として対策が十分でなかった」

 ――土木学会の指針は最低限だ。上乗せは東電の経営判断ではないのか。

 「そういう面もあろうかと思います」

 ――津波の基準の意思決定の方法は適切なのか。津波評価委員会に電力会社の社員を送り込んでいることの見解は。

 「私が言うべき立場にない」

 ――津波評価委員会の有識者の大学に多額の寄付をしていることは。

 「様々な寄付講座なども含め、各大学の要請に応えるのは適切なことだ」

 ――今後も続ける?

 「今後はもちろんケースバイケースだ」

 ――有識者の意思決定に影響しないか。

 「寄付の話とは直接関係のないことだ」

【体調不良】

 ――体調を崩したが大丈夫か。

 「一時、心配をかけ迷惑をかけたが、現在、私自身の体調は万全だ」

 ――社長が倒れては心もとない。社長を代わるという判断はなかったのか。

 「政府と一体となった統合本部の副本部長をしていたが、私に代わり会長の勝俣が務めている。私の体調の問題でご迷惑をかけたことは心からおわびしたい」

 ――11日は大阪にいたそうだが、東京に戻ったのはいつ。

 「12日からだ」

 ――11日はだれが指揮をとったのか。

 「不在時は、対策本部の副本部長が私の代わりに任にあたる。それに委ねていた。ここにいる武藤副本部長だ」

 ――それで海水注入の意思決定が遅れたのでは?

 「適切にしました」

 ――爆発が起こったが。

 「これからの事故の経過、検証を経て評価を頂くことになる」

 ――時間をロスしている。意思決定が遅れたとしか思えない。

 「不在時も適切に連携をとり、進めてきた。ベストを尽くしてきた」

 ――爆発が起きてベストなのか。

 「全力でベストを尽くしてきたと認識している」

 ――社長が体調崩したのは16日。首相が本社に来たことは、体調にいくばくかの影響があったのか。

 「影響ありません」

 ――体調が悪かったというが、何が?

 「個人的問題なので、答えは控えたい。震災当初から不眠不休で取り組んできた。それが一番大きな体調に支障を来した原因だという診断はいただいた」

【レベル7】

 ――原子力で最悪のレベル7の評価について。現場の作業員にはどう声をかけているか。

 「国内はもとより世界各国に大変な心配、迷惑かけたことについて、本当に深く、改めておわび申し上げたい。大変重く受け止めている。現場で作業している方々、私自身も、震災初期、第一線で動いている方に、何より人身安全、これをきちんとして、私どもの管理態勢のあり方を含め、しっかり取り組むよう、また健康管理に気を付けながら作業にあたるよう直接語った」

 ――レベル7の評価は想定外だったか。レベル4から7に評価が変わったが、東電に落ち度は?

 「国の評価なので、コメントは差し控えるべきだと思う。私どものオペレーション上のミスうんぬんということについては、これまでもベストを尽くし、また現在もベスト尽くしつつあると考えている」

 ――海や空気中に放射線物質が漏れ、国際的に心配かけている。

 「物質を放出したことに対してはあらためておわびを申し上げたい。特に漁業関係者には大変迷惑をかけた。緊急対応だったということで、説明が行き届かないことがあった。心からおわびしたい」

【情報公開】

 ――東電の情報公開姿勢に不信の声がある。

 「情報公開については、常々言う通り、徹底してきていると思う。ただ実際は震災以来、第一線の現場も含め正直言って混乱しているのも否めない。行き届かないところがあったのはご容赦いただきたい」

 ――民間企業同士の私契約だから答えないということもあった。震災前の方針はともかく、政府のお金も使われているこの期に及びその方針はどうか。

 「それはケースバイケースだと思う」

 ――情報公開は十分と言うが、この会見でも、ほとんどの国民は十分な公開がされていないと思うだろう。記者の質問を持ち帰ったまま回答されていないものがたくさんある。

 「基本的には徹底すべしとやっているのは間違いない。ただ一部、十分に伝わらなかったのはおわびしたい。これまでの会見の内容はひとつひとつ、私自身、確認しながら進めている」

 ――今日の会見に出ようと思った理由は。

 「本部長に今まで専念していた。1カ月という、一つの節目という意味で、皆さんの前で自ら話をしたいと考えた」

 ――一昨日、福島に行ったが、行く判断は自身でしたのか。知事への謝罪は向こうが不在だったが、福島県側は事前の申し入れがなかったと反論している。

 「私の基本的な思いとして福島県に自身で伺いたいという気持ちは今までも、現在も、変わっていない。できれば知事に直接会いおわびの気持ちを伝えたかったが、残念ながらお会いできなかった」

 ――今日の会見で、最も訴えたいメッセージが分からない。

 「こういう場で被災された方に対し、私自身の心からのおわびを伝えたいのが一つ。そして、これからの私の責務、福島第一の収束に向けての決意を改めて申し上げたいという意味で、今日はお話をした」

 ――被災者や国民は補償の話やこれからの行程を知りたい。一日も早くと言うが、まったくすっきりしない。努力目標としても言えないのか。

 「補償の問題で一日も早くというのは、もちろんそんなに先のことではなく、準備段階に入ったのでスピード感をもってやりたいと伝えている」

 ――出処進退は言えないというが、現時点で辞めるに値する経営責任があると思うか。

 「今の段階ではそれは言及できない」

 ――福島ではなぜ被災者に直接会ってメッセージを伝えなかったのか。

 「具体的日程はこれからだが、私自身はぜひお見舞いしたい」

 ――一昨日は会うつもりがなかったのか。

 「県庁を最初にと思っていた。時間的な問題もあり、被害に遭った方にはこれからになる」

 ――震災前は、海外に原発を売る戦略を検討していたが。

 「こういう状況の中だ。これからは原子力の事態の収束に向け、まず我々の経営資源は国内に向けるべきだと考えている」

 ――決算発表があと1カ月ぐらいに迫っている。

 「さまざまな復旧費用なども含め、しっかり決算には向き合っていきたい」

――政府のほうで東電について国有化すべきだとか、原発の運営は電力会社から切り離せとか言う声もある。引き続き、電力会社は民間であるべきだと思うか。

 「先般、会長も言ったかも知れないが、私たちは民営でありたいと考えているが、現時点では、当面の事態収束に向かっている現状の中で、電力の体制のあり方について言及できる状況ではない」

【今後の原発】

 ――福島第一原発の5、6号機、福島第二は今後どうするのか。柏崎刈羽原発や、東通原発は。火力を増やすのにコストが上がるが、電力料金に反映される可能性もあるのか。

 「福島第一の5、6号機、福島第二については現在、将来については未定です。東通は現在、一時工事を止めているが、これについても今後考える。料金問題は、現時点では言及する段階でない」

 ――柏崎刈羽は地元説明をしていると思うが、再稼働の時期は。

 「柏崎刈羽の残りの再開の問題だが、耐震補強工事を進めている。具体的時期は示せないが、たとえば3号機はできれば早く、年内のうちに、了解をいただく手続きに入ると思う。残りのプラントも耐震補強を同時並行で進めている。その完了のうえで了解頂く」

 ――福島第一原発7、8号機の計画は。

 「震災前の段階で計画を示したが、今後の計上は現実的には難しいと思っている」

Monday, April 4, 2011

30/03 Four of six Daiichi reactors can’t be fixed; Tokyo Electric president hospitalized

Four of six Daiichi reactors can’t be fixed; Tokyo Electric president hospitalized

Gallery: Japan’s nuclear crisis: Japan battles to prevent a nuclear catastrophe and to care for millions of people without power or water in its worst crisis since World War II.

TOKYO — Four out of six reactors at the Fukushima Daiichi nuclear plant were damaged beyond repair inJapan’s devastating earthquake and tsunami, the chairman of the Tokyo Electric Power Co. said Wednesday.

Graphic

 Japan’s nuclear emergency

Graphic: Japan’s nuclear emergency

Video

 Japan officials are considering unorthodox options to contain radiation leaking from the Fukushima Daiichi nuclear facility. (March 30)

Video: Japan officials are considering unorthodox options to contain radiation leaking from the Fukushima Daiichi nuclear facility. (March 30)

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Chairman Tsunehisa Katsumata also said he is taking over daily operations at Tokyo Electric, which owns the crippled plant, because the company’s president, Masataka Shimizu, has been hospitalized for an illness brought on by stress.

Shimizu, 66, has been largely silent since the March 11 earthquake and tsunami sent the Daiichi plant on a path toward nuclear disaster. Officials said Wednesday that he was suffering from hypertension and dizziness.

Also Wednesday, officials from the International Atomic Energy Agency urged the Japanese government to consider widening the evacuation zone around the facility. Recent radiation readings outside the exclusion zone show radiation substantially higher than levels at which the U.N. nuclear agency would recommend evacuations.

The comments could add to the debate over how far people need to stay away from the nuclear complex, whose cooling systems were crippled in the earthquake and tsunami.

Elena Buglova, an IAEA official, said radiation at the village of Iitate, about 25 miles from the Fukushima complex, “was about two times higher” than levels at which the agency recommends evacuations.

Japanese officials have told residents to evacuate within a 12-mile zone and to stay indoors within 18 miles of the damaged complex, but U.S. officials have recommended that American citizens stay at least 50 miles away.

The IAEA officials emphasized that the readings at Iitate were sporadic and only at one measuring point.

Denis Flory, a senior IAEA official, demurred when asked whether the agency was recommending that the village be cleared of residents but said it had advised Japanese authorities to “carefully assess the situation.”

Closer to the facility, contamination levels spiked offshore, and workers continued to endure soaring radiation levels as they labored to stave off a full-scale nuclear meltdown.

In the United States on Wednesday, the Environmental Protection Agency and the Food and Drug Administration announced that minuscule amounts of radioactive iodine-131 — probably from Fukushima — had been found in milk from Washington state. The amount detected was “more than 5,000 times lower” than the amount that would trigger FDA restrictions, the agency said.

Tokyo Electric’s stock price has plummeted, and Japanese lawmakers debated this week whether to nationalize the utility, which is Asia’s largest electric power company.

Katsumata, appearing before reporters Wednesday for the first time since the earthquake, said the company would prefer to remain privately held.

He expressed his “deep apology” for the “grave accident” at the plant and for the “anxiety, concern, and inconvenience caused to the society over the spread of radioactive substances to the atmosphere, water, and the impacts on crops and drinking water.”

He said that reactors No. 5 and 6 at the plant can still operate, but “we have no choice but to scrap” reactors 1 through 4. Estimates show that dismantling and decontaminating the site could take decades and cost upwards of $10 billion.

It is not the first time that Katsumata has dealt with a nuclear emergency as a result of a natural disaster. He was president of Tokyo Electric in 2007, when an earthquake struck a company-run power plant in Ni­igata prefecture, spilling hundreds of barrels of nuclear waste. In the aftermath, Katsumata had to apologize publicly for underreporting the extent of the damage. He was eventually moved from managing the day-to-day operations of the company into the chairman’s role.

Also on Wednesday, officials said measurements of radioactive iodine in the sea outside the Daiichi plant had spiked a day earlier, amplifying fears about an uncontrolled leak of highly contaminated water from at least one of the damaged reactors.

Levels of iodine-131 were 3,355 times the legal safety limit, up from the previous high of 1,850 times the limit that was recorded Sunday, officials said. The water was sampled about 1,000 feet south of a wastewater outlet.

“Experts are trying to analyze the situation and looking at all possibilities,” Yukio Edano, Japan’s chief cabinet secretary, said. “We are considering the worst-case scenario. If the radiation goes up and it affects health of people in the area, we will advise people immediately.”

Hundreds of engineers are working to bring the nuclear plant under control, including many consultants from other countries. The chief executive of the French nuclear energy company Areva arrived in Tokyo Wednesday, following a team of French engineers.

Potential solutions for containing the hazardous materials include spraying a synthetic resin on the ground to slow or stop contamination from spreading to the sea, and dropping a cloth cover over the reactors. Hydrogen explosions blew off the roofs of two reactors and damaged a third; at least one reactor’s spent fuel pools are now exposed to the environment.

Hironobu Unesaki, professor of nuclear engineering at Kyoto University, said a cover, fit with a customized ventilation system, could be an effective way to control gaseous emissions from the reactors. But he said it would likely not have an impact on the water leaking from a pipe or a compression chamber at the base of the reactor, as the company suspects is happening.

Workers made limited progress Wednesday in eliminating radioactive water from the cavernous turbine rooms next to the first three nuclear reactors.

Water in two of the buildings has not yet been drained, because nearby condenser tanks needed to receive the water are already full. It could take several days to empty their contents safely into another tank on-site.

In the room adjacent to the first reactor, workers were able to reduce knee-deep water to a depth of about eight inches. But work stalled because the condenser tank there became full. Government officials Wednesday raised the possibility of using a tanker or large boat as a repository for the contaminated water.

Water-based radiation in the building outside the second reactor exceeds 1,000 millisieverts per hour, or 100,000 times the level that would be found if the plant were operating normally.

Also on Wednesday, Japan’s Emperor Akihito and Empress Michiko visited an evacuation center in Tokyo. The rare public visit followed the emperor’s first-ever televised address a week earlier, underscoring the gravity of the country’s situation.

chandlerm@washpost.com

Correspondent Andrew Higgins and special correspondents Tetsuya Kato and Akiko Yamamoto in Tokyo and staff writer Brian Vastag in Washington contributed to this report.