Showing posts with label 被災地. Show all posts
Showing posts with label 被災地. Show all posts

Thursday, December 22, 2011

映画館に交錯する涙と笑い(震災取材ブログ)


@福島・いわき

2011/12/22 12:00
映画「がんばっぺ フラガール!」をロングラン上映するポレポレいわき(福島県いわき市)
画像の拡大
映画「がんばっぺ フラガール!」をロングラン上映するポレポレいわき(福島県いわき市)
 隣の女性が、すすり泣く。前に座った男性がハンカチで目元をぬぐう。12月4日、福島県いわき市の映画館「ポレポレいわき」は涙にぬれていた。スクリーンに映されたのは「がんばっぺ フラガール!」。東日本大震災で大きな被害を受けた市内のリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」の懸命な復旧を追ったドキュメンタリーだ。
 いわきは、かつて炭鉱で栄えた街。エネルギー政策の変転で苦境に陥った1960年代半ば、けん引役だった常磐炭鉱(現常磐興産)がリゾート事業を始めた。以来、半世紀近く、浮き沈みはあれど、ハワイアンズは地域のにぎわいの源だった。

Friday, December 16, 2011


のり漁師は元証券営業マン(震災取材ブログ) 
@宮城・七ケ浜

2011/12/16 12:00
 3月11日の地震発生時、船上にいた宮城県七ケ浜町ののり漁師、星博さん(59)が身のすくむ思いをしたのは、浜に駆け上がった後だった。巨大な水の壁が一瞬にして数十隻もの船をのみ込み、海辺の建物を押し流していく。自身も大切な養殖資材の大半を失った。「なじょすっぺ(どうしよう)」。これから家族を養っていけるのか。ロウソクの明かりの下で過ごす夜、生活の不安ばかりが頭をよぎったという。
津波で失った資材を再び買いそろえ、養殖を再開した
画像の拡大
津波で失った資材を再び買いそろえ、養殖を再開した
 それから9カ月。民間のファンドから資金を調達し、事業再開を果たした星さんに12月9日、話を聞いた。1時間を過ぎたころ、問わず語りに漏らしたのは、30年以上前に旧山一証券で営業マンとして働いた当時の記憶だった。
 「20代で年1500万円稼いでいたけど、本当にしんどかった。早朝や深夜、休日にしか会えない相手も多い。365日フルタイムで走り回っていたようなもの」。とりわけ鮮明に思い出すのは1973年のことだ。