@福島・いわき
- 2011/12/22 12:00
隣の女性が、すすり泣く。前に座った男性がハンカチで目元をぬぐう。12月4日、福島県いわき市の映画館「ポレポレいわき」は涙にぬれていた。スクリーンに映されたのは「がんばっぺ フラガール!」。東日本大震災で大きな被害を受けた市内のリゾート施設「スパリゾートハワイアンズ」の懸命な復旧を追ったドキュメンタリーだ。
いわきは、かつて炭鉱で栄えた街。エネルギー政策の変転で苦境に陥った1960年代半ば、けん引役だった常磐炭鉱(現常磐興産)がリゾート事業を始めた。以来、半世紀近く、浮き沈みはあれど、ハワイアンズは地域のにぎわいの源だった。