Sunday, April 3, 2011

03/04 米揚陸艦に記者同乗、放射線量厳しくチェック

エセックスに帰艦した兵士たちに念入りに行われる被爆テスト(気仙沼東方沖約24キロで)=中村光一撮影

 東日本大震災を受けて米軍が展開中の被災地支援「TOMODACHI(トモダチ)作戦」に参加している米海軍強襲揚陸艦「エセックス」に2日、本紙記者が同乗した。沖縄の第31海兵遠征部隊の隊員ら約2000人が、宮城・岩手県沖の同艦を拠点に宮城県気仙沼市周辺でがれき除去などに取り組んでいる。

 同作戦で米軍は2日午後3時現在、陸海空と海兵隊の4軍で総勢約1万6000人が支援にあたっている。エセックスに乗艦し、気仙沼市で飲料水などの物資を被災者に配った海兵隊員のエバン・シールズさんは「想像していたよりひどい状況だったけど、皆さんに喜んでもらえているのがわかった。日本人の助けになれてうれしい」と語った。

 艦内では、東京電力福島第一原子力発電所事故に伴う放射能汚染の防止に、隊員らが神経をとがらせていた。交代要員らが陸上からヘリで到着すると、全員が手と足の放射線量を線量計で調べられる。

(2011年4月3日14時02分 読売新聞)

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