Wednesday, April 27, 2011

27/04 福島第1原発:菅首相、全漁連に陳謝 海への汚染水放出


服部郁弘全漁連会長(左)から原発事故にかかる要請書を受け取る菅直人首相=首相官邸で2011年4月27日午前10時32分、武市公孝撮影
服部郁弘全漁連会長(左)から原発事故にかかる要請書を受け取る菅直人首相=首相官邸で2011年4月27日午前10時32分、武市公孝撮影

 菅直人首相は27日午前、官邸で全国漁業協同組合連合会(全漁連)の服部郁弘会長らと会い、福島第1原発事故による海への汚染水放出に関し、「なんとしても原発を早く収束させ、二度と放射能を含んだ水を海に流すことがないように全力を挙げている」と述べた上で、「本当にご迷惑をかけ、心より申し訳なく思います」と陳謝した。

 服部会長は「(原発)事故で大きな被害を受けている全国の漁業者の強い憤りを伝えたい」と述べ、汚染水放出について「漁業者をないがしろにし、漁業を崩壊させかねない許し難い行為だ」と抗議。安全な操業が可能な海域、安全基準の設定や、原発事故による漁業補償を行うよう要請した。首相は「政府として責任を持って対処したい」と応じた。【宮城征彦】

毎日新聞 2011年4月27日 11時45分(最終更新 4月27日 12時36分)

No comments:

Post a Comment